現地時間16日に英・ニューマーケット競馬場で行われる英ジョッキークラブC(3歳上、英G3・芝16f)の名称が、今年度に限り、00年、02年、03年の同レース覇者パーシャンパンチ Persian Punch(セン11)にちなんで「パーシャンパンチジョッキークラブC」になることが明らかになった。
パーシャンパンチは、父Persian Heights、母Rum Cay(その父Our Native)という血統。96年5月に英・ウインザー競馬場でデビュー。97年パークS(英G3)で重賞初制覇を飾り、愛セントレジャー(愛G1)では2着に好走。その後も01、03年グッドウッドC(英G2)、03年ドンカスターC(英G2)、00年ケルゴルレイ賞(仏G2)などを制し、英ジョッキークラブCは00、02、03年と3回も制した。今年初戦となった4月28日のサガロS(英G3)で、ゴール残り100ヤード地点で心臓発作を発症し、競走中に死亡していた。通算成績63戦20勝(重賞14勝)。
昨年は、01年に続いて2度目となるカルティエ賞最優秀長距離馬のタイトルを受賞し、昨年のレーシングポストが実施した読者投票では、「年度代表馬」に選ばれたほか、英国人気馬歴代第7位に名前が挙げられるほど支持されていた。