トーセンラー、武豊騎手を背に復活の差し切りV/京都記念

2013年02月10日 17:40

トーセンラーが2年ぶりの重賞制覇。鞍上の武豊騎手はデビュー以来27年連続重賞勝ちを達成。

 10日、京都競馬場で伝統の重賞レース・京都記念(4歳上・GII・芝2200m)が行われ、道中は中団の外目へ待機していた武豊騎手騎乗の6番人気トーセンラー(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が4コーナーで外目から徐々に進出して前へと接近。直線へ向いては馬場の外目から一気に脚を伸ばしてくると、残り200mで逃げ込みを図る2番人気ショウナンマイティ(牡5、栗東・梅田智之厩舎)捕らえて差し切り、ゴール前で中団待機策からゴール前で脚を伸ばした3番人気ベールドインパクト(牡4、栗東・大久保龍志厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒5(良)。

 さらにクビ差の3着にショウナンマイティが粘り込んだ。差のない4着には、先行して粘った5番人気ビートブラック(牡6、栗東・中村均厩舎)、1番人気ジャスタウェイ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)は伸び脚を欠いて5着。

 なお、2011年の阪神JF勝ち馬、7番人気ジョワドヴィーヴル(牝4、栗東・松田博資厩舎)は7着に敗れている。

 勝ったトーセンラーは、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア、その父Lyciusという血統。昨夏の新潟記念(7着)以来久々の実戦復帰は、2011年・3歳冬のきさらぎ賞でオルフェーヴルを完封した京都コースでも、実力馬が多数出走により6番人気。それでも、久々にコンビを組んだ武豊騎手の手綱も冴えわたって、当時の末脚が蘇える鮮やかな差し切り勝ちを披露。鞍上にとっても、デビュー年以来27年連続の重賞勝ちとなった。

【勝ち馬プロフィール】
◆トーセンラー(牡5)
騎手:武豊
厩舎:栗東・藤原英昭
父:ディープインパクト
母:プリンセスオリビア
母父:Lycius
馬主:島川隆哉
生産者:社台ファーム
通算成績:16戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2011年きさらぎ賞(GIII)

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