明日の阪神芝は内枠・先行馬を中心に組み立てたい。写真は先行してアーリントンCを快勝したコパノリチャード。
netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、23日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。
【阪神芝】
・終日良馬場での開催。時計は阪神競馬場の芝コースとして標準。上位入線馬を見るとやや力が要る印象。
・内回り、外回り共に内枠、先行有利が顕著。少頭数でスローになりやすいレースも多く、素直に先行馬狙いが有効。
・サンデーサイレンス系が圧倒的に優勢も、その中ではパワー型が優勢。母父にミスタープロスペクター系が入っている馬が好走しているように、パワーと瞬発力の両立が求められる。
【阪神ダート】
・終日良馬場での開催。少頭数でスローペースが多かったのであまり速い時計は出なかったが、月曜の雨がやや残っているのか、基本的には軽めの砂質。
・基本的に先行馬が優勢。特に少頭数のレースで、前に行く馬が少ない場合は、前に行ける馬を素直に買っておきたい。
・サンデーサイレンス系が圧倒的に優勢なように、馬体にはある程度の軽さが必要。
なお、阪神競馬場は土曜の競馬終了後に軽い雨が降っていた。これにより、芝・ダート共に少しだけ土曜の傾向が顕著になると見たい。
【中山芝】
・終日良馬場。芝は所々育成不十分で剥げて、まだらな緑色。ただ、Aコースは暮れ開催以来ということで、1200mを中心に好タイムが出た。中距離以上は標準的。
・特に外回り短距離は内枠から内を立ち回っての先行、好位差しが非常に有利。中距離以上は差しも決まるが、道中3角までに内目に入るか、先行するかでないと厳かった。
・中山コースらしく、切れよりもパワー、持続力の要素が強く問われる。
【中山ダート】
・終日良馬場でパサパサのダート。ただ、砂質は見た目のイメージに反して中山にしては軽めで、1200m、1800mともに時計は若干速い。
・1200mでは、内枠でロスなく捌いた馬が多数上位を占めた。更に乾きそうな明日も似た傾向なら、内目有利は開催全体の方向性と捉えたい。
・1800mもやや内目が有利だったが、ゴール前で先行勢の脚色が鈍ることがあるので、スタミナ型の差し馬には要警戒。
【小倉芝】
・今朝、数ミリの局地的な降雨があるも、終日良馬場。今週からBコース使用で、特に馬場が完全に乾いたと思われる8R以降から、短距離・中距離を問わず好時計、速い上がりタイムでの決着が続いた。
・また、Bコース替わりで内枠勢が躍進。また、道中内をロスなく立ち回り、中団よりも前目につけたタイプがゴールまで粘り込む展開も散見される。
・中距離は、相変わらず出入りの激しいレースが多いので、直線でもう一脚がない馬はキツい感じ。前に行くだけというタイプや、切れ味を武器にする馬は人気でも苦戦傾向。
【小倉ダート】
・乾き気味だった馬場を湿らせる程度に雨が降り、7Rまで稍重。10Rから良馬場。時計は1000mが引き続き速く、1700mは前2週の高速馬場ではない。
・雨がほんのり残ったことで、先行馬か、内目、内枠で脚を溜めた馬の好走が目立つ。特に1000mでは、内を回った馬が恩恵を受けやすい状態が続く。
・明日は乾きそうなので、中距離以上を中心に上がりが掛かる展開が増えそう。
土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。
【日曜日のオススメ穴馬】
・阪神1R3番スイートリリック(馬場合いそう)
・阪神2R15番カイトケイラー(先行有利)
・阪神3R4番マッシヴビクトリー(先行すれば)
・阪神6R7番イキ(馬場合いそう)
・阪神7R7番チキリリキオー(馬場合いそう)
・阪神8R4番ユースティティア(馬場合いそう)
・阪神11R4番クィーンズバーン(展開有利)
・阪神12R16番ヤマノサファイア(軽い馬場合う)
・小倉11R8番メイショウゾウセン(馬場合いそう)
・中山11R5番シンゲン(枠順・脚質有利)