7日、名古屋競馬場で第54回スプリングC(3歳・ダ1800m・1着賞金200万円)が行われ、道中4番手のインコースを追走していた阪野学騎手騎乗の4番人気エストレーモ(牡3、愛知・川西毅厩舎)が、3番手追走から4コーナーで早目先頭に立った1番人気ゴールドブラザー(牡3、笠松・鈴木良文厩舎)を直線半ばで捕らえて差し切り、最後は1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒8(良)。

　さらに2馬身差の3着に、2番人気ユーセイクインサー(牝3、愛知・倉地学厩舎)が入った。なお、3番人気ホウライジェントル(牡3、愛知・藤ヶ崎一人厩舎)は4着。

　勝ったエストレーモは、父スウェプトオーヴァーボード、母ヴェルダージ、その父スターオブコジーンという血統。昨年5月の門別競馬でデビューし、12戦1勝のまま11月に愛知へ転入。移籍緒戦で勝利を飾ると、その後も6戦してオール3着以内と好成績が続いていいたが、重賞初挑戦のここは鞍上阪野学騎手の冷静沈着な手綱捌きも光って、重賞ウィナーを相手にあっさりと完勝。通算5勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆エストレーモ(牡3)
父：スウェプトオーヴァーボード
母：ヴェルダージ
母父：スターオブコジーン
厩舎：愛知・川西毅
通算成績：20戦5勝(重賞1勝)