ミエノワンダーが4コーナーの混戦から抜け出し初勝利を挙げた舞台で2勝目を挙げた(撮影:下野雄規)
10日、中山競馬場で山桜賞(3歳・500万・芝2000m)が8頭立てで行われ、4コーナーでは各馬一団の状態で直線に向いてくると、その中でも最後方にいた松岡正海騎手騎乗の1番人気ミエノワンダー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が直線に向いて残り150mで外から一気に抜け出し、坂を駆け上がりながら馬群を縫って2着に浮上した5番人気ジャイアントリープ(牡3、栗東・村山明厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分2秒3(良)。
さらに1.1/2馬身差の3着争いは2頭での接戦になったが、ゴール板前で僅かに出た内の2番人気シャイニーリーヴァ(牡3、美浦・菊川正達厩舎)が先着、4番人気テイエムブシドー(牡3、美浦・石栗龍彦厩舎)は粘れずの4着。
なお、3番人気ポップジェムズ(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は伸び脚を欠いて7着に敗れている。
勝ったミエノワンダーは、父グラスワンダー、母トリプレックス、その父サンデーサイレンスという血統。年明けの未勝利戦(芝2000m)で初勝利を挙げ、前走・セントポーリア賞でも勝ち馬から0.2秒差3着と惜しい結果。初勝利と同じ舞台のここは、出入りの激しいレースを難なく捌いてみせて、先々にも繋がる通算2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ミエノワンダー(牡3)
騎手:松岡正海
厩舎:美浦・国枝栄
父:グラスワンダー
母:トリプレックス
母父:サンデーサイレンス
馬主:里見美惠子
生産者:社台ファーム
通算成績:4戦2勝