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菊花賞、伏兵デルタブルース快勝

2004年10月24日 15:47

 24日、京都競馬場で行われた菊花賞(G1・芝3000m)は、岩田康誠騎手騎乗の8番人気デルタブルース(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)が、道中好位追走から4角で逃げる2番人気コスモバルクを捕まえると、直線内から追い込んだ4番人気ホオキパウェーブを1.1/4馬身抑え快勝した。勝ちタイムは3分05秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着には中団待機から直線伸びた6番人気オペラシチーが入り、馬連11,280円、3連単は128,570円の波乱となった。単勝4510円は、76年のグリーングラスの5250円に次ぐ菊花賞史上2番目の配当となる。

 スタート直後の3角で先頭に立ったコスモバルクは、4角で勝ち馬に交わされてからも粘ったが、さらにハナ差の4着に敗れた。1番人気ハーツクライは、直線伸び切れず7着、3番人気ハイアーゲームも直線伸びず11着に敗れた。1〜3番人気馬が3着までに1頭も入らなかったのは、ホリスキーが勝った82年以来22年ぶり。

 勝ったデルタブルースは、父ダンスインザダーク、母ディクシースプラッシュ(その父Dixieland Band)という血統で、半兄には現2勝のカラオクルス(牡6、美浦・和田正道厩舎、父トニービン)がいる。未勝利の身ながら今年2月の梅花賞(500万下)に挑戦(4着)したデルタブルースは、デビューから6戦目(福島・芝2000m)で初勝利。続く青葉賞(G2)では13着に敗れたが、500万下戦(東京・芝2400m)を勝って休養入り。9月の兵庫特別(1000万下)で復帰(5着)すると、前走の九十九里特別(1000万下)では、古馬相手に1番人気で快勝していた。重賞2回目の挑戦で初G1制覇となった。通算成績11戦4勝。

 ダンスインザダーク産駒は、昨年のザッツザプレンティ(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)に続き、菊花賞2連覇。前走・条件戦からの菊花賞制覇は、嵐山S(当時1500万下)2着から制した90年メジロマックイーン以来14年ぶり。

 鞍上の岩田康成騎手(30、園田・清水正厩舎)はJRAG1初勝利。地方所属騎手が、JRA所属馬でJRAG1を制したのは史上初となる。クラシック勝利も史上初の快挙となる。地方所属騎手のJRAG1制覇は、メイセイオペラで99年のフェブラリーS(G1)を制した菅原勲騎手に続き史上2人目。JRA重賞はビリーヴで制した02年のセントウルS(G3)に続き2勝目となる。また、5月2日には早くも昨年に続くJRA年間20勝達成。地方所属騎手は5年間のうちに年間20勝を2回達成すればJRA騎手1次試験が免除されるため、昨年の安藤勝己騎手、今年の小牧太騎手同様、中央入りへの道が大きく広がっている。管理する角居勝彦調教師も初G1制覇。JRA重賞は、ブルーイレヴンで制した02年東京スポーツ杯2歳S(G3)、今年の関屋記念(G3)に続き3勝目。

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