30日、京都競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)ジョウショークイン(牝2、栗東・境直行厩舎)が、好スタートから先頭に立つと2番手追走の3番人気トーホウフウジンに2.1/2差をつけて逃げ切り。勝ちタイム1分12秒8(良)。さらに2馬身差の3着に2番人気エイシンケンザンが入った。
勝ったジョウショークインは、父ディアブロ、母ハイパーソニック(その父ヤマニンスキー)という血統で、牝系は種牡馬Woodmanと同じ一族になる。8月15日のデビュー戦(札幌・ダート1000m)2着、その後は札幌・ダート1000mの未勝利戦を3着、2着しており4戦目での勝ち上がりとなった。通算成績4戦1勝。ディアブロ産駒は今年2頭目の勝ち上がりとなった。
2R・2歳未勝利(ダート1400m)は、武豊騎手騎乗の3番人気メイショウセレット(牡2、栗東・浅見秀一厩舎)が、道中2番手追走から逃げた1番人気ロングタイキを直線半ばで捕らえ3馬身差を付け快勝した。勝ちタイムは1分25秒0(良)。さらに4馬身差の3着に後方から追い込んだ2番人気ホーマンラフィットが入った。
勝ったメイショウセレットは、父が新種牡馬ヘネシー、母メイショウガーベラ(その父Kris S.)という血統。半兄に現1勝メイショウアズーロ(牡3、栗東・浅見秀一厩舎、父トワイニング)、近親にはアントレプレナー(牡10、父Sadler's Wells、英2000ギニー-英G1)がいる。9月12日のデビュー戦(阪神・芝1400m)では1番人気に支持されるもレキシントンブルー(牡2、栗東・瀬戸口勉厩舎)から1.1/2馬身差の2着、9月25日の2戦目は0.6秒差の5着に敗れており、3戦目の勝ち上がりとなった。通算成績は3戦1勝。ヘネシー産駒は4頭目の勝ち上がり。
3R・2歳未勝利(芝1600m)は、武幸四郎騎手騎乗の1番人気デアリングハート(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)が、好位追走から早めに抜け出すと、後方待機から追い込んだ3番人気トーホウレビンの追撃を2.1/2馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分35秒3(良)。さらにクビ差の3着には5番人気アドマイヤナンシーが入った。
勝ったデアリングハートは、父サンデーサイレンス、母デアリングダンジグ(その父Danzig)という血統で、半兄には師走S(OP)などJRA現7勝のピットファイター(牡5、美浦・加藤征弘厩舎、父Pulpit)、同じくJRAで4勝をあげたサクラシーキング(牡10、父Seeking the Gold)がおり、従兄には種牡馬のBanker's Gold(牡10、ピーターパンS-米G2、父フォーティナイナー)がいる。9日のデビュー戦(京都・芝1400m)は2着に惜敗していたが、2戦目での勝ち上がりとなった。通算成績2戦1勝。