アネモネS勝ち馬、3戦無敗のクラウンロゼが桜花賞前々日調整(撮影:井内利彰)
クラウンロゼ(美浦・天間昭一厩舎)は角馬場で前運動した後、CWコースに出てのキャンター。1F20秒前後のペースで1周回ってきたが、気合乗り十分。後ろから速いキャンターの馬が近付いてくると「自分も行きたい」といった雰囲気で首を振る。それでも鞍上がなだめると、再び落ち着きを取り戻しており、いかにも適度な戦闘態勢に入ったといったところ。
福永祐一騎手が跨っての坂路馬場でのキャンターを行ったのは、プリンセスジャック(栗東・加用正厩舎)。スタート地点から頭を上げて、行きたい気持ち満々。ジョッキーがそれを懸命になだめながら駆け上がってくると、頭の位置は高いまま。時計は4F64.4〜3F47.0〜2F31.1〜1F15.4秒と、ほぼ15-15になっており、気合乗りが前面に出ているといった感じ。
ナンシーシャイン(美浦・岩戸孝樹厩舎)は角馬場での運動にじっくりと時間をかけてから、Bコースへ移動。ここでもキャンターはせず、馬場の最内を歩かせる形で半周。馬が少ない時間帯だったこともあるが、終始、落ち着いた様子で歩けており、カリカリした感じは一切なかった。(取材・写真:井内利彰)