3連勝と勢いに乗る
インパルスヒーロー。出遅れながらもインを強襲したファルコンSが鮮やかで、センスの良さはメンバー随一と言えるだろう。「前走は強い競馬を見せてくれた。間隔はあいたけどうまく調整できているし、1週前追い切りの動きも良かった」と国枝師も好感触。その1週前追い切りは、美浦坂路で4F49秒5-12秒2(強め)。抜群の行きっぷりを見せ、ラストもしっかりと伸び切ったように文句ない出来を保っている。今回は新馬戦以来のマイルになるが、「久々(のマイル戦)でも全く心配はしていないし、いい結果を期待している」と意に介さない。先週の青葉賞を制するなど、今年重賞4勝と好調な国枝厩舎。GIの舞台でも結果がほしいところだ
厩舎の期待馬
レッドアリオンが、ようやく本領を発揮してきた。兄に重賞ウイナーの
リディル、
クラレントを持つ良血で、甲斐助手も「使いつつ良くなっています。デビュー時から
バランスのいい馬でしたが、最近、それが走りにも使えるようになってきました」と愛馬の成長を実感する。1週前追い切りは栗東坂路で4F53秒5-12秒9(一杯)。動きに切れが増し、
コーダリー(古馬500万下)に1秒1の大差先着を果たした。「展開や位置取りにこだわらずに競馬ができますし、最後もしっかり伸びてくれますしね」。目下、絶好調で出来は文句なし。川須との相性も良く、兄たちよりも先にGI制覇を成し遂げるかもしれない。
提供:デイリースポーツ