5日、新潟競馬場で伝統のハンデ戦・新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)が行われ、道中は先頭から離れた3番手を追走していた藤岡康太騎手騎乗の6番人気
パッションダンス(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が楽な手応えのまま4コーナーから直線に向いてくると、残り350mで抜け出し、5番手追走から連れて脚を伸ばした3番人気
アドマイヤタイシ(牡6、栗東・橋田満厩舎)との追い比べを制し、最後はハナ差だけ振り切って優勝した。勝ちタイムは1分56秒9(良)。
さらに3馬身差の3着に、後方待機策からゴール前は内から追い込んだ4番人気
ダコール(牡5、栗東・中竹和也厩舎)が入った。やや離された4着が2番人気
サトノアポロ(牡5、美浦・国枝栄厩舎)、5着は伸びを欠いた1番人気
ナカヤマナイト(牡5、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)の順で確定。
なお、2010年
ジャパンC制覇など重賞5勝を挙げている実績馬で、7番人気
ローズキングダム(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)は見せ場なく11着に敗れている。
勝った
パッションダンスは、父ディープインパクト、母キッスパシオン、その父ジェイドロバリーという血統。OPに上がってから、小倉大賞典では1番人気に推されるも5着、続く中日新聞杯では4着としていたが、新潟遠征のここは初騎乗・藤岡康太騎手の絶妙な位置取りと追い出しも見事に嵌まり、好タイムを叩き出しての嬉しい重賞初制覇。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
パッションダンス(牡5)
騎手:藤岡康太
厩舎:栗東・友道康夫
父:ディープインパクト
母:キッスパシオン
母父:ジェイドロバリー
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:9勝5勝(重賞1勝)