12日、新潟競馬場で「はやぶさ賞」(3歳・500万・直1000m)が行われ、スタート後には各馬が横に広がりながらの先行争いを繰り広げる中、中舘英二騎手騎乗の1番人気クリノタカラチャン(牝3、美浦・天間昭一厩舎)が、残り200mを切って馬場の7分所から完全に抜け出し、ゴール前で内から脚を伸ばした6番人気ヴァレンティーネ(牝3、美浦・武藤善則厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは55秒8(良)。
さらに3/4馬身差の3着に、さらに内をしぶとく伸びた10番人気ビーナストリック(牝3、美浦・中野栄治厩舎)が入った。
なお、3番人気デンコウスカイ(牝3、栗東・武田博厩舎)は7着、2番人気モーニングコール(牝3、栗東・角田晃一厩舎)は15着に敗れている。
勝ったクリノタカラチャンは、父アドマイヤコジーン、母バンビーナピノ、その父マンハッタンカフェという血統。前走・小倉の萌黄賞(芝1200m)では先手を奪って、ゴール寸前まで粘る2着としていたが、新潟の直線競馬で水を得たようにスピードを見せつけて2勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆クリノタカラチャン(牝3)
騎手:中舘英二
厩舎:美浦・天間昭一
父:アドマイヤコジーン
母:バンビーナピノ
母父:マンハッタンカフェ
馬主:栗本博晴
生産者:バンブー牧場
通算成績:11勝2勝