追い切りでいい動きを見せたコディーノ(撮影:佐々木祥恵)
5月25日(日)に東京競馬場で行われる日本ダービー(GI・芝2400m)に出走予定のコディーノ(牡3)、レッドレイヴン(牡3)、フラムドグロワール(牡3)の藤沢和雄厩舎3騎が、1週前追い切りを行った。3頭について、藤沢和雄調教師のコメント。
コディーノについて
「今日はウッドチップが乾燥していて、チップが外側に飛んでくるので、アイカップをつけて追い切りました。外が来週使うルルーシュで、内が今週使うダノンゴールド、真ん中がコディーノという併せ馬でしたが、古馬相手にビシッとやりましたし、手応えで負けていませんでしたから大したものですね。見ての通り折り合いもつきましたし、動きも良く、とても良い併せ馬だったと思います。
これまで多頭数の競馬が続いていますし、レースでモマれるのは仕方ないでしょう。東京競馬場は勝っていますし、悪い印象はないですよ。
2400mに距離が延びますが、この間のメンバーとあと400m、一緒に走るだけですから大丈夫でしょう。
今週の土日、ウィリアムズ騎手は東京で騎乗するということもあって、金曜日に美浦でウィリアムズ騎手に乗ってもらう予定です。
ここのところいつも接戦をしていますし、この馬も速い時計で走っているわけですから、強い馬だと思いますよ。ロゴタイプには苦戦をしていますが、負けてもまた向かっていくしかないですからね。今度こそと思っています」
レッドレイヴンについて
「今日は15-15くらいでの調整でした。前走の青葉賞(GII・芝2400m・11着)は、東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m・2着)から久々のレースでの2400mは、やはり応えましたね。東スポ杯の後、ソエがあったりして、青葉賞の前にレースを使えなかったのが痛かったですね。1回、競馬に使って良くなっていますよ」
フラムドグロワールについて
「こちらもレッドレイヴンと同じく15-15の調整でした。
京成杯(GIII・芝2000m)で10着に惨敗した後のNHKマイルC(GI・芝1600m・3着)でしたが、キツい競馬だったわりに頑張っていましたね。
レース後の反動もなく、馬は元気ですよ。マイルCの時も悪くはなかったけれど、今回の方が良くなっていますね。ワンペースっぽいところがあり、タフな馬なので、距離は長い方が良いと思っていましたが、京成杯では惨敗していましたからね。ただ前走は速い流れで前にいたのにバテなかったですし、お母さん(シルクプリマドンナ)がオークス馬ですから、その辺りにも期待したいですね。ジョッキーは北村(宏)の予定です」(取材・写真:佐々木祥恵)