13日、東京競馬場で行われた京王杯2歳S(G2・芝1400m)は、勝浦正樹騎手騎乗の9番人気スキップジャック(牡2、美浦・高橋裕厩舎)が、中団追走から直線は最内を突くと、好位追走から抜け出した3番人気キングストレイルを1.1/4馬身制し快勝した。勝ちタイムは1分22秒1(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には4番人気セイウンニムカウが入り、3連単は178,540円の高配当になった。1番人気マイネルレコルトは直線外から伸び切れず5着、2番人気レキシントンブルーは13着に敗れた。
勝ったスキップジャックは、父メジロライアン、母ヒカリクリスタル(その父ラッキーソブリン)という血統。牝系からは89年安田記念、90年スプリンターズS(共にG1)を制したバンブーメモリー(牡19、父モーニングフローリック)や、03年日経新春杯(G2)を勝ったバンブーユベントス(牡5、父マヤノトップガン)など活躍馬が出ている。6月20日のデビュー戦(函館・芝1200m)を飾ると、続くラベンダー賞(OP)では1番人気に支持されるも2着、4番人気で迎えた函館2歳S(G3)では7着に敗退。3ヶ月振りとなった今回のレースで重賞初制覇を飾った。通算成績4戦2勝。
鞍上の勝浦正樹騎手は、トーセンダンディで制したオールカマー(G2)、テレグノシスで制した毎日王冠(G2)に続き、今年JRA重賞3勝目。通算では7勝目。管理する高橋裕調教師は、ルネッサンスで制した00年ラジオたんぱ賞(G3)以来のJRA重賞制覇で、通算4勝目。