9日(日)阪神競馬場で行われる
マーメイドステークス(GIII)と同日東京競馬場で行われるエプソムカップともに登録をしている
アカンサス(牝5 美浦・畠山吉宏厩舎)について、追い切り後の畠山吉宏調教師のコメントは以下の通り。
※なお、
アカンサスは今日の時点では、どちらの重賞に出走するかは未定となっている。
「(前走・福島牝馬Sについて)4コーナーで狭くなった所で、前の馬に乗りかけるような形になって、
バランスを崩してしまいました。
(去年の秋は)オープン特別だったのですが、牡馬の骨っぽいところと戦って、差し切って勝つことができていますから、条件が整えばオープンでも十分やれる馬だと思っています。
中間は放牧に出て、山元トレセンで調整して、今週を目標に帰厩してきました。この馬に関しては飼い食いも良く、体の減りなどもなくなっています。先週、ウッドチップで前の馬をかなり追いかけるハードなトレーニングをしてみたのですが、それだけ馬がしっかりしていると判断してもらって良いと思います。
今週はいつも通り坂路で柴山騎手が乗って、ほとんど馬なりで51秒台でさっとあがってきていますので、出走態勢は良い感じで整いました。
(どちらの重賞へ出走するか決めかねている理由は?)一番はやはり良馬場で走らせたいと思うので、天気予報が気になるところです。
(
マーメイドステークスへ出走する場合は)牝馬同士ですし、この馬の良い競馬ができれば、55キロを背負っても差のない競馬ができると思いますので、もちろん期待しています。
(エプソムカップへ出走する場合は)東京コースはこの馬にとって条件がとても良く、東京1800mでの勝ち鞍もあります。この馬の終いが生きるような展開になれば、男馬に混じっても引けを取らないと思っていますので、期待しています。」
(取材:米田元気)
提供:ラジオNIKKEI