外から末脚を伸ばした左海誠二騎手騎乗のインサイドザパークがゴール前でジェネラルグラントを差し切り東京ダービー制覇(撮影:高橋正和)
5日、大井競馬場で第59回東京ダービー(3歳・ダ2000m・1着賞金4200万円)が行われ、道中は中団に待機していた左海誠二騎手騎乗の4番人気インサイドザパーク(牡3、船橋・林正人厩舎)が、4コーナー手前の残り600mで押して先団へと取り付いて勝負所を回り、3番手追走から残り200mで抜け出しを図った2番人気ジェネラルグラント(牡3、船橋・出川克己厩舎)をゴール前残り15mで外から捕らえて差し切り、最後は1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分7秒2(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に、5番手追走から最後までしぶとく脚を伸ばした5番人気ソルテ(牡3、大井・寺田新太郎厩舎)が入った。なお、3番人気カイカヨソウ(牝3、船橋・川島正行厩舎)は早め先頭に立つも最後の伸び脚を欠いて4着、羽田盃の勝ち馬で1番人気のアウトジェネラル(牡3、船橋・川島正行厩舎)は見せ場なく6着に敗れている。
勝ったインサイドザパークは、父タイムパラドックス、母マチカネホシシロキ、その父サッカーボーイという血統。昨秋には川崎での鎌倉記念(1600m)、地元の平和賞(船橋1600m)で末脚を発揮して重賞2連勝を飾った南関東生え抜きの期待馬が、京浜盃、羽田盃と3着続き。2000mへと距離が伸びた大一番で本領発揮の差し切りV。ゴール前の激戦を制し、第59代目の東京ダービー馬の座を射止めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆インサイドザパーク(牡3)
騎手:船橋・林正人
厩舎:左海誠二
父:タイムパラドックス
母:マチカネホシシロキ
母父:サッカーボーイ
馬主:山口裕介
生産者:藤本牧場
通算成績:11戦5勝(JRA1戦0勝、重賞3勝)