ダービーで10着に敗れたフラムドグロワールは、美浦Wでラヴェルソナタ(5歳1000万下)と併せ馬。2馬身追走からじわじわと差を詰め、最後は並んでフィニッシュ。自慢のしぶとさを披露して好調をアピールした。
時計は5F67秒6-38秒8-12秒6。藤沢和師は「放牧先から元気良く帰って来てくれた。GIを2回使ったが、余力はかなりある」と仕上がりに自信をのぞかせた。
前走について「鞍上が大事に乗り過ぎた面はあるが、それでもコンマ5秒差」と振り返り「色々あったけど、ダービーまで出られたのだからこれからだ」と先を見据える。
福島は今回が初めてとなる。「右回りも小回りも大丈夫。福島は特殊なコースだが、器用さはある。セントライト記念とか毎日王冠まで待つくらいなら、ここで頑張ってほしい」と期待を寄せる。初コンビの田辺は福島県二本松市の出身、馬主(有)シルクは福島のご当地馬主だ。フラムドグロワールはこれ以上ない舞台で快走を見せる。
提供:デイリースポーツ