ノースクイーンC・門別、壮絶な叩き合いを制したクラキンコが重賞8勝目
23日、門別競馬場で第12回ノースクイーンC(3歳上・牝・ダ1800m・1着賞金300万円)が行われ、道中2番手を追走していた宮崎光行騎手騎乗の2番人気クラキンコ(牝6、北海道・堂山芳則厩舎)が、4コーナーを絶好の手応えで回り直線に向いて残り250mで先頭に並び掛けると、逃げ込みを図る4番人気シャイニングサヤカ(牝6、北海道・田中淳司厩舎)、中団待機策から外を追い込んだ1番人気ショウリダバンザイ(牝6、北海道・林和弘厩舎)の3頭でゴールまで長く激しい叩き合いを演じ、これを僅かに制したクラキンコが優勝した。勝ちタイムは1分56秒2(良)。
2・3着争いも大接戦となり、勝ち馬クラキンコからアタマ差の2着が外のショウリダバンザイ、さらにハナ差の3着に内のシャイニングサヤカが入った。
勝ったクラキンコは、父クラキングオー、母クラシャトル、その父ワカオライデンという血統。2009年8月のデビュー以来、門別競馬で10勝(重賞7勝)を挙げるなど、ホッカイドウ競馬きってのスター牝馬も、ここ1年は勝ち星に恵まれずじまい。しかし今回は、ゴールまで全く行方が分からなかった3頭での壮絶な叩き合いを僅かに制し、昨年5月の星雲賞(門別2000m)以来久々の勝利。8度目の重賞制覇を見事に飾り、通算12勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆クラキンコ(牝6)
騎手:宮崎光行
厩舎:北海道・堂山芳則
父:クラキングオー
母:クラシャトル
母父:ワカオライデン
馬主:倉見利弘
生産者:倉見牧場
通算成績:32戦12勝(JRA1戦0勝、重賞8勝)