軽快なタッチで栗東DPを駆け抜けたインカンテーション/レパードS

2013年08月01日 12:00

 牙をむくのは戦いの場だけでいい。主眼を置くのは体調の維持。そんな羽月師の思惑通りに、インカンテーションは栗東DPを軽快なタッチで駆け抜けた。ホイップクリーム(4歳500万下)を前に見る形で発進。4角手前で外から並びかけると、馬なりのままで2馬身突き放してみせた。

 余力残しで6F77秒1-36秒9-13秒4の好時計が、目下の出来の良さを伝える。「間隔が詰まっていますからね。新潟までの輸送もあるので強い調教をする予定はありませんでした。動きは良かったと思いますし、体調はいいようですね」と師はうなずいた。中1週の前走(濃尾特別1着)を使っての中2週。それでもしっかりとケアをして臨む今回もまた、力を引き出せる状態にある。

 初勝利までに4戦を要したように、デビュー当初は不器用で能力を持て余している状態だった。だが、3月に500万下を制して以降は安定感がアップ。「レースが上手になってきました。今は安心して見ていられます」とトレーナーは素質開花を感じ取る。「新潟は先行脚質馬が有利だと思いますし、何とか賞金を加算しておきたいですね」と期待を込めていた。

 前走で古馬相手の1000万下を快勝して勢いに乗るサトノプリンシパル。栗東CWで長めから一杯に追われ、6F81秒0-37秒7-13秒2をマーク。併せたタイセイレジェンド(6歳オープン)に1馬身半先着した。交流GI馬を相手に迫力十分の動き。「落ち着きがあって折り合いがつき、いいリズムで走れていました」と渋田助手は手応えをつかむ。「できればハナに行って自分の形に持ち込みたい」と積極策でタイトル奪取を狙う。

提供:デイリースポーツ

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