ゴールが迫ったところで闘志に火がついた。直線でリードを奪われていた2着馬をかわし、石橋脩が騎乗した7番人気のウイングラビティ(牡、父サウスヴィグラス、美浦・武市)が1分13秒7のタイムで快勝。前のグループが快調にリズムを刻んで、道中は長い隊列に。勝負どころでは後方組を大きく離す形になったが、2番手追走馬と逃げ馬の決着になった。1馬身半差の2着は8番人気のダイチヴュルデ、さらに3馬身差の3着には2番人気のナカヤマボルトが入った。なお、後方からのレースになった1番人気のアポロダイナスティは精彩を欠いて12着に終わった。
石橋脩は「素直で人に対して従順。外枠だったけど、慌てずに自分のポジションを取りに行きました。4角で気を抜きそうになったけど、直線ではいつでも抜け出せる手応えでした」と笑顔で話した。
提供:デイリースポーツ