ウワサにたがわぬ走りで、他馬を完全に子ども扱い。ディープインパクト産駒のサトノアラジン(牡、栗東・池江)が大物感あふれるレース内容で圧倒的な1番人気に応えた。道中は中団の外めをリラックスした走りで追走。雄大なストライドで前との差を詰めて残り200mで先頭に立つと、後続を楽々と突き放した。勝ちタイムは1分35秒2。3馬身半差の2着は後方から追い込んだ8番人気のツクバアスナロ。さらに半馬身差の3着には3番人気のリクエストアワーが入った。
「イレ込むこともなく、今のオルフェーヴルより(精神的に)3歳上といういうくらいに落ち着いている。期待通りの走り」と池江師は5冠馬を引き合いに出したほど。「乗り味が良く最後も余裕があった」と戸崎圭も絶賛した。次戦は未定ながら、東スポ杯2歳S(11月16日・東京、芝1800m)など、来年のクラシックを見据えた路線を歩む予定だ。
提供:デイリースポーツ