スピードが一枚も二枚も上だった。1番人気のペプチドスピカ(牝、父ヨハネスブルグ、栗東・吉村)が後続に影すら踏ませず、2着以下に大差をつける圧勝劇を演じた。トップスタートからハナに立つと、スピードに乗った逃げに2番手以下はついて行くのに精いっぱい。4角からは後続を離す一方で、圧倒的なリードを取ってゴールした。勝ちタイムは1分11秒6。2着は好位のインからしぶとく伸びた6番人気のキービスケット、さらに5馬身差の3着には4番人気のナイトアンドデイが入った。
上村は「調教通り。やればいくらでも時計が出るから、追い切りはセーブしたくらい。スタートも決まったね」とうなずく。吉村師は「ここまでとはね。まだ非力なところがあるから、成長してくれたら。距離もマイルくらいまでは大丈夫」と先々へ期待を込めた。
提供:デイリースポーツ