開幕馬場でスピードが存分に生きた。抜群のダッシュでハナを奪った3番人気のフリュクティドール(牝、父ブラックタイド、美浦・田中清)が4馬身差で圧勝。鞍上の嘉藤がゴーサインを送ると後続をあっさり突き放し、余裕のメイクデビュー勝ちを飾った。勝ちタイムは1分9秒6。2着は2番手を先行した7番人気のコスモピンチョス。母に04年阪神JFの覇者ショウナンパントルを持つ圧倒的1番人気のショウナンアチーヴはさらに1馬身1/4差の3着。スタートがひと息で、直線で外から猛追したが上位2頭には及ばなかった。
嘉藤は「ステッキ1発だけで勝った。テンションが上がらなければ距離は持つと思う」と笑顔を見せる。3代母は84年桜花賞馬ダイアナソロン。田中清師は「体が(414キロと)小さくて詰めて使えず、次走は決めていない」と成長を期待していた。
提供:デイリースポーツ