JRAは9日、東京都港区の六本木事務所で定例記者会見を行った。今年度から最も優秀な成績を収めた騎手を表彰する「MVJ(Most Valuable Jockey)」を新設する。JRAと地方・海外の指定レースを合わせた成績を「勝利度数」「勝率」「獲得賞金」「年間騎乗回数」の項目ごとに順位付けし、総合得点により受賞者を決定する。
また、JRA賞騎手部門(最多勝利、最高勝率騎手、最多賞金獲得騎手)の選定基準を変更。従来は地方・海外の指定レースを含んでいたが、対象をJRAのレースのみとする。横山清弘理事は「直近の3年はJRAリーディングとJRA賞の獲得者が違う騎手になっている。分かりにくい状況を改善すべき」と経緯を説明した。その他は以下の通り。
◆中山競馬場の概要 来年1月からスタンドの改築工事を開始。競走馬の入退場を行う際に、ファンの前を通る“花道”がつくられる。現在工事中の札幌競馬場は、11月30日よりパークウインズとして発売を開始。
◆ライトウインズ阿見 JRAでは初となる「映像提供を行わない非滞留型発売店舗」が、茨城県稲敷郡阿見町に設置される。来年春から試験的に2年間発売。
◆地方競馬場の馬券発売 船橋競馬場(J-PLACE)にて10月6日からJRA開催日のうち、日曜日のJRA各競馬場のメーンレースを発売。浦和競馬場(ウインズ浦和)は今秋のGI施行週に限り、日曜だけでなく土曜も発売。
提供:デイリースポーツ