すぐにでも競馬に使えそうな体で帰ってきたヴィルシーナ(撮影:井内利彰)
春シーズンにヴィクトリアマイルで初GI制覇を果たしたヴィルシーナ(栗東・友道康夫厩舎)。秋の始動は京都大賞典(10月6日・京都芝2400m)を予定しているが、今朝はレースへ向けた追い切りを行った。
角馬場で十分に体をほぐした後、CWコースを単走で追い切り。こちらから見ていると、それなりのスピードが出ている印象もあったが、実際にストップウォッチを確認すると、速い時計ではない。それだけゆったりしたフットワークで走れているのだろう。
時計は6F92.0〜5F75.2〜4F59.8〜3F44.3〜1F14.3秒。「5F75秒くらいのつもりだったので、ちょうどいいですね。今回はすぐにでも競馬に使えそうな体で帰ってきているので、やりすぎにだけ注意したいと思います」とは、追い切りに騎乗し、担当者でもある安田晋也調教助手。久しぶりを苦にするようなタイプでもないが、これまでの休み明けの中で、今回が最も良い状態に見える。(取材・写真:井内利彰)