22日、川崎競馬場で行われた全日本2歳優駿(2歳、交流G1・ダート1600m、1着賞金3500万円)は、池添謙一騎手騎乗の3番人気
プライドキム(牡2、栗東・池添兼雄厩舎)が、2番手追走から直線早めに先頭に立つと、後続に4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分40秒6(良)。1番人気に支持された
シーチャリオットはスタートでやや出遅れ、直線追い込んだが2着まで。さらにハナ差の3着には逃げた2番人気
シベリアンホビーが入った。
勝った
プライドキムは、父アフリート、母ステファーナ(その父リアルシャダイ)という血統で、伯母には
システィーナ(牝15、父サクラユタカオー、95年京都牝馬特別-G3)がいる。デビュー戦(札幌・芝1200m)では9着に敗れたが、初ダートとなった2戦目(札幌・ダート1000m)では6馬身差圧勝し初勝利。続く3戦目(2歳500万下・芝1200m)も快勝し臨んだデイリー杯2歳S(G2・芝1600m)では13着と大敗したものの、前走兵庫ジュニアグランプリ(交流G3・ダート1400m)では、2着に5馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を飾っていた。重賞連勝でG1初制覇を飾ると共に、ダートでは圧勝続きの3戦3勝とした。通算成績6戦4勝(うち地方2戦2勝、重賞2勝)。
鞍上の池添謙一騎手は、02年桜花賞(
アローキャリー)、03年スプリンターズS(デュランダル)、マイルCS(デュランダル)、04年秋華賞(
スイープトウショウ)、マイルCS(デュランダル)に続きG1は6勝目。管理する池添兼雄調教師は、99年阪神3歳牝馬S(
ヤマカツスズラン)以来となるG1・2勝目となった。共に同レース初制覇。アフリート産駒は99年の桜花賞(
プリモディーネ)、02年のJBCスプリント(スターリングローズ)、03年のジャパンダートダービー(
ビッグウルフ)に続き、国内G1・4勝目。