4日、水沢競馬場で行われた桐花賞(4歳上、ダート2000m・1着賞金700万円)は、村上忍騎手騎乗の2番人気トニージェント(牡8、岩手・村上実厩舎)が、中団追走から3角過ぎで2番手に進出すると、一緒に進出した7番人気エアウィードを1/2馬身抑え快勝した。勝ちタイムは2分07秒3(不良)。さらにハナ差の3着には4番人気グローリサンディが入り、圧倒的1番人気(単勝140円)に支持されたウツミジョーダンは、4角で一気に進出するも直線伸び切れず7着に敗れた。
勝ったトニージェントは、父パークリージェント、母タキノトニー(その父ハビトニー)という血統。99年6月のデビュー戦(盛岡・芝1000m)飾ると、翌年の3歳時には重賞2勝を挙げ、ダービーグランプリ(交流G1)ではレギュラーメンバーの3着に好走。その後も、02年〜04年のトウケイニセイ記念を3連覇するなど、岩手競馬では中心的存在となっている。施行時期が変更になった同レースも、今回の勝利で3連覇を達成した。通算成績48戦17勝(うち重賞10勝)。