武豊騎手騎乗のトーセンラーが、直線で素晴らしい伸び脚を発揮し2着のダイワマッジョーレに1馬身差をつけ優勝した/マイルCS
17日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)が行われ、後方でレースを進めた武豊騎手騎乗の2番人気トーセンラー(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)が、直線に入って外から素晴らしい伸び脚を発揮。一気に前の各馬を交わして先頭に立ち、好位から脚を伸ばした3番人気ダイワマッジョーレ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。
さらに3/4馬身差の3着には、中団から脚を伸ばすも、ダイワマッジョーレを捕らえるには至らなかった1番人気ダノンシャーク(牡5、栗東・大久保龍志厩舎)が入った。
勝ったトーセンラーは、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア、その父Lyciusという血統。これまでは中長距離路線を使われ、京都記念制覇、天皇賞(春)2着など、特に京都での活躍ぶりが目立っていたが、今回初めて1600m戦に挑戦。見事これに対応してGI勝利を成し遂げた。
鞍上の武豊騎手は、昨年のサダムパテックに続く同レース連覇。また、この勝利で中央・地方・海外合わせてのGI通算100勝という前人未到の大記録も達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆トーセンラー(牡5)
騎手:武豊
厩舎:栗東・藤原英昭
父:ディープインパクト
母:プリンセスオリビア
母父:Lycius
馬主:島川隆哉
生産者:社台ファーム
通算成績:20戦4勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013年京都記念(GII)
【勝利ジョッキー・武豊騎手のコメント】
初めてのマイルでしたが心配はしていませんでしたし、トーセンラーのいつものレースをしようと思っていました。今までGIで勝利に手が届いていませんでしたが、ここで勝てて良かったです。
道中は我慢して直線にかける競馬でしたが、仕掛けてからの反応が抜群に良くて、直線でも凄い伸びを見せてくれましたし、直線半ばで勝利を確信しました。
今回でGI・100勝という記録ですが、騎手として一つ一つ積み重ねてきたものなので素直に嬉しく思います。