ビシッと仕上げたグランドシチー(撮影:佐々木祥恵)
ジャパンカップダート(GI・ダ1800m)に、関東から唯一出走する
グランドシチー(牡6・相沢郁厩舎)について、相沢郁調教師に話を聞いた。
「前走のみやこS(GIII・ダ1800m・5着)は、この馬も伸びてはきているのですが、京都コースは前が止まらず、差し馬が届かないですから仕方ないですね。
前走後1週間は楽をさせましたが、このレースに合わせて順調に調整できていますし、寒いこの時期が良い馬なので元気ですよ。
1週前追い切りは、併走馬に遅れて時計もさほど速くなかったですが、相手(
ネロディアマンテ・牝3)も走る馬ですし、元々稽古では動かないタイプですから心配はしていませんでした。
今日(11/27)の追い切りは負荷をかけましたし、上がってきての息遣いが良くて状態は良さそうです。馬体重を490キロ台前半にしたいと考えていましたので、今年最後のレースということもあり、全力投球でビシッとやりました。
京都コースは前残りなので、阪神の方が良いでしょうね。ダートのオープンはやるたびに勝ち馬が変わりますし、どれが勝ってもおかしくはないと思うんですよ。
グランドシチーもさほど人気はありませんが、昨年の12月には
ホッコータルマエを負かしたこともありますから、勝つチャンスもあるかもしれませんので頑張りたいと思います。
あまり後ろからだと届かないでしょうから、中団くらいにつけて前を見ながらレースを運び、ゴール前は差してくる競馬をしてほしいです。枠は真ん中くらいが良いですね」(取材・写真:佐々木祥恵)