朝日杯フューチュリティステークス(GI・2歳OP・芝1600m)に出走予定の川崎所属のプレイアンドリアル(牡2・河津裕昭厩舎)について柴田大知騎手、マイネルディアベル(牡2・大和田成厩舎)、アポロスターズ(牡2・堀井雅広厩舎)、ネオヴァロン(牡2・鹿戸雄一厩舎)について、管理する各調教師に話を聞いた。

　プレイアンドリアルについて、柴田大知騎手。
「前走(東スポ杯2歳S・GIII・芝1800m)は2着に敗れはしましたが、改めて力があるし強いなと感じました。門別競馬でのデビュー戦でも乗りましたが、その時から芝の方が良さそうだと思っていました。当初は無我夢中で走っていて、コーナーもうまく回れなかったのですが、前走で約3か月振りに乗ってみて、そのあたりもスムーズでしたし、成長したと感じました。現時点では、少し一生懸命走ってしまう部分がありますので、前走の1800mよりマイルの流れの方が良いでしょう。右回りは特に心配はしていません。並ばれてから、もう1度抜かそうとする根性がありますし、精神的にも強いと思います。位置取りや流れなどは、今からああしよう、こうしようと思っていると硬くなってしまうので、枠順が出てから考えたいです。器用な走りをしてくれますので、どんなレースになっても問題はないと思います。1着でゴールできるように頑張りたいですし、地方競馬所属ということで、そのあたりで盛り上げていけたらと思っています」

マイネルディアベルについて、大和田成調教師。
「だいぶ硬さが取れてきました。追い切り後の上がりの歩様も、これまでで1番柔らかかったですし、力は出せそうですね。好位で折り合いをつける正攻法の競馬を心がけたいと思い、調教でも気をつけてやっていましたが、前2走はハナを切る形になりました。折り合いがつく馬ですから、速い馬がいれば番手でも良いですし、どのような競馬もできると思います。レースでは若干右にモタれる面もありましたが、追い切りでは問題ありませんし、心配していません。順調に来ていますし、いい感じで競馬に臨めそうです」

アポロスターズについて、堀井雅広調教師。
「先週は追い不足かなと思いましたので、先週土曜日に1本やりました。今週(12/11)の追い切りは予定通りでしたし、ジョッキー(勝浦騎手)も前走以上と言ってくれました。この中間から着けているブリンカーの効果もあり、集中して走れていて良い追い切りだったと思います。中山はトリッキーなコースなので、最初のコーナーをどう乗り切るかでしょう。それをうまく乗り切れれば、あとは1200の競馬ですからね。1200mを勝っていますし、1600mをうまく1200mの競馬にできれば良いですね。カンナS((2歳OP・芝1200m)で勝った時のように、先行争いが激しくなってくれれば競馬がしやすくなりますね」

ネオヴァロンについて、鹿戸雄一調教師。
「順調には来ていますけど、今日(12/11)の追い切りは、気持ちの面でも、もう一追いほしいかなと感じました。万全の態勢で出走させたいので、今日の午後の様子を見て、出走するかどうか決める予定です」(取材・写真：佐々木祥恵)