単勝1桁台の馬が6頭の混戦を制したのは2番手を追走した太宰騎乗の3番人気エイシンヴァラー(牡、父サウスヴィグラス、栗東・中尾)だった。直線半ばで3頭が抜け出したが、真ん中から力強く脚を伸ばして1分26秒9のタイムで快勝。祖母は99年のチューリップ賞を勝ったエイシンルーデンスで、近親には11年北九州記念2着のエーシンリジルがいる。1馬身半差の2着は3番手を追走した4番人気のマッセナ、3着にはさらに2馬身差で1番人気のヴェントアウレオが続いた。
太宰は「手応えが良かったし、追ってからもしっかり。素直な性格で乗りやすい」と素質を評価。中尾師は「ダート向きの走りだが、母系にサンデーサイレンスの血が入っている。芝も考えたい」と今後を見据えた。
提供:デイリースポーツ