砂の攻防は波乱の決着となった。5番人気のニシノラピート(牝、父サウスヴィグラス、美浦・杉浦)が牡馬を撃破し、勝ち名乗りを上げた。タイムは1分14秒0。速めのラップが刻まれたが、リズム良く先行して直線でも力強く伸びた。首差の2着は2番手追走から勝ち馬と並んで脚を伸ばした6番人気のダブルフェイス、外枠から手綱を押してハナを主張した8番人気クリノアシュラオーがさらに1馬身半差の3着に粘った。なお、1番人気のセイントローズバドは好位のインに陣取ったが、直線では余力がなく8着に終わった。
「この産駒らしいスピードがある。レース中も冷静だったし、4角では勝てると思った」と後藤。「体が締まってくればもっと良くなるでしょう」と良化途上での勝利を強調していた。
提供:デイリースポーツ