前半の貯金がものを言った。単勝60.2倍の7番人気のナスノアオバ(美浦・小笠)がまんまと逃げ切って波乱を演出。(1)番枠からスッと先手を奪うと、道中は2番手以下を大きく離した逃げを展開。勝負どころでしっかり息を入れ、いったんは迫った後続を直線に入ってあっさり引き離して押し切った。勝ちタイムは2分18秒3。ディープインパクトの異父弟で圧倒的な1番人気に推されたモンドシャルナは2着。最後方から猛追したが勝ち馬には1馬身半差及ばなかった。さらに1馬身1/4差の3着には4番人気のマイネルヴェルトが入った。
前走15着からの激変に、大野は「瞬発力勝負だと分が悪く、スタート次第では逃げることも考えていた。うまくいきました」と会心の笑みを浮かべていた。
提供:デイリースポーツ