17日7時10分、84、85年とマイルCS(G1)などG1・3勝を挙げたニホンピロウイナー(牡25)が、心臓麻痺のため繁養先の門別・佐々木節哉牧場で死亡していたことがわかった。
 現役時代は84、85年安田記念(G1)を制するなど通算成績26戦16勝。3年連続でJRA最優秀ス
プリンター(83〜85年)に選出されるなど、輝かしい実績を残して86年に種牡馬入り。
 種牡馬としてもヤマニンゼファー(93年天皇賞・秋-G1)、
フラワーパーク(96年スプリンターズS-G1)など多数の重賞勝ち馬を送り出しており、今年もメガスターダム(牡6、栗東・山本正司厩舎)が中京記念(G3)を制している。 
 02年にシンジケートが解散され、昨年から種牡馬を引退していたニホンピロウイナーは、父スティールハート、母ニホンピロエバート(その父チャイナロック)という血統。後継種牡馬には00年の武蔵野S(G3)馬
サンフォードシチーを送り出したヤマニンゼファーや、97年の北九州記念(G3)をレコード勝ちしたダンディコマンドなどがいる。