19日、中山競馬場で中山グランドジャンプ(4歳上・JGI・障害4250m)が行われ、先手を取った五十嵐雄祐騎手騎乗の1番人気アポロマーベリック(牡5、美浦・堀井雅広厩舎)が、順調に各障害をクリアして、そのまま道中でつけたリードを詰めさせることなく逃げ切り、2着の8番人気コスモソユーズ(牡6、美浦・田中剛厩舎)に5馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分50秒7(良)。
さらにクビ差の3着に3番人気メイショウブシドウ(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。なお、2番人気オースミムーン(牡5、栗東・小野幸治厩舎)は6着に終わった。また、競走を中止した馬はなく、10頭全てが完走した。
勝ったアポロマーベリックは、父アポロキングダム、母オメガファスター、その父Theatricalという血統。昨年末に中山大障害を制し、今年緒戦のペガサスジャンプSも1頭だけ63キロを背負って快勝。断然人気に支持されたここでも他馬を寄せ付けない圧倒的強さを見せつけ、J・GI連勝を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆アポロマーベリック(牡5)
騎手:五十嵐雄祐
厩舎:美浦・堀井雅広
父:アポロキングダム
母:オメガファスター
母父:Theatrical
馬主:アポロサラブレッドクラブ
生産者:藤本友則
通算成績:22戦7勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013年中山大障害(JGI)
【勝利ジョッキー・五十嵐雄祐騎手のコメント】
ハナを切ってという競馬だったので、1頭で走っているような感じでした。不安なところがなくて調教も予定どおりにきていましたし、僕自身も馬も信頼していましたので、当たり前に乗れば良いかなというくらいで、(断然人気などの)プレッシャーはなかったです。
(冬の大障害や来年も頼むぞというファンの声に対して)順調に成長していければ不可能ではないですし、僕もしっかりサポートする騎乗ができればと思います。