ハギノハイブリッドが差し切り、鞍上秋山「強い内容でしたね」/京都新聞杯

2014年05月11日 12:00

鋭く伸びて重賞Vを決めたハギノハイブリッド(左)=京都競馬場

 鮮やかな連勝劇で勇躍、ダービーへ-。「第62回京都新聞杯・GII」(芝2200m)は10日、京都11Rに18頭で争われ、中団を追走した3番人気のハギノハイブリッド(栗東・松田国)が自慢の末脚をいかんなく発揮して差し切り、重賞初制覇を飾った。切符良く逃げたオールステイが刻んだ前半5F通過は57秒7。タイトな流れでも手応え十分に直線を迎えると、馬場の真ん中から一気に突き抜けて大舞台への道を切り開いた。勝ちタイムは2分11秒0。勝ち馬から1馬身1/4差離れた接戦の2着争いは8番人気のサウンズオブアースに軍配。さらに鼻差の3着は5番人気のガリバルディ。1番人気のシャドウダンサーは直線で外から差を詰めたが4着に終わった。

 府中の500万特別で、大外一気を決めてから中1週。松田国師は「回復がすごく早くて(馬体重)プラス4キロで出せたことが大きいですね」と振り返る。

 テン乗りの秋山はVTRで見た前走内容と、松田国師からの「ここでも期待できる」という言葉から、自信を持って臨んだ。「(4コーナーでは)絶好の手応えで進路を探すだけでした。強い内容でしたね」と声を弾ませた。

 ダービー(6月1日・東京、芝2400m)出走について指揮官は「これからの回復次第で」と明確にはしなかった。だが、自らが管理し、初めてダービーを制したタニノギムレットの産駒とあって、思いは格別だ。

「ダービーにこだわる厩舎ですから」。「ダービーは、三つでも四つでも勝ちたい」。「タニノギムレットの子(ウオッカ)で苦い思いをしたから、今度は甘い思いをしたい」と熱く語る。04年キングカメハメハに続くダービー3勝目の夢をハギノハイブリッドに託す。

提供:デイリースポーツ

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。