サンデーサイレンス産駒初のクラシックウイナーで、昨シーズンは豪・チャッツウッドスタッドで繋養されていたジェニュイン(牡13、父サンデーサイレンス)が5日、2年ぶりに静内町のレックススタッドに帰厩した。
ジェニュインは父サンデーサイレンス、母クルーピアレディー(その父What Luck)という血統で、95年皐月賞(G1)、96年マイルCS(G1)を制するなど、通算21戦5勝という成績で種牡馬入り。種牡馬となってから02年小倉2歳S(G3)勝ち馬メイプルロードや、03年ユニコーンS(G3)2着のブイロッキーを輩出している。
当初は昨シーズン同様に豪州でのみ繋養される予定だったが、現3歳世代に4戦不敗のドンクール(牡3、栗東・梅内忍厩舎)が出現。関係者の強い要望で急きょ帰国の途についたというもの。夏前には再び豪州に戻るというつかの間の“里帰り"ではあるが、同スタッドには早くも種付けを希望する問い合わせが相次いでいるという。