九州トレーニングセール(鹿児島県軽種馬協会主催)が9日、宮崎市のJRA宮崎育成牧場で開催された。
市場を支えたのは噂どおりに韓国の購買団体で、KRA韓国馬事会が牝馬4頭を総額535万5000円で落札し、ソウル競馬場の馬主会である果川(カチョン)馬主クラブは30頭(牡10頭、牝20頭)を総額5460万円で落札した。なお、昨年の同セールでは、九州産のサラブレッド2歳馬が3頭購買され、韓国に輸出されている。
今回は昨年比で4倍となる64頭(牡23頭、牝41頭)が上場され、46頭(牡17頭、牝29頭)を売却。総額8578万5000円(税込、以下同)を売り上げた。平均売却価格は約186万円。最高価格を付けたのは上場番号59番「プリンセストリステの3(牡2、父デザートキング)」。430万5000円で鹿児島の柏木務氏に落札された。近親に今年の京都記念(G2)を勝ったナリタセンチュリー(父トニービン)がいる血統馬だった。