エメラルドビームなど、新馬戦厩舎情報/美浦トレセンニュース

2014年08月28日 20:00

祖母に桜花賞馬ファイトガリバーがいるエメラルドビーム(撮影:佐々木祥恵)

 今週末に新潟競馬場で行われる新馬戦でデビューする4頭をピックアップして、関係者に話を聞いた。

8月30日(土)新潟5R 芝1200m

エメラルドビーム(牝2・美浦・鈴木伸尋厩舎)
父ファスリエフ
母オールマイティ(母父フジキセキ)
祖母に1996年の桜花賞馬・ファイトガリバー

千葉直人調教助手
「7月12日に入厩しました。ゲート試験もスムーズに合格しましたが、その後はじっくり乗り込んで、追い切りの本数もこなしてきました。今の時期の2歳にしては、トモもしっかりしていて、パワーもあり、さらにスピードも兼ね備えています。1週前に僕が乗ってパイメイメイ(牝3・500万下)とウッドチップコースで併せ馬をしたのですが、その時にこちらの想像を超えた動きをしてくれました。先週強めにやっていますので、今週(8/27)はノリさん(横山典騎手)が騎乗してサラッと調整程度でしたが、感触を掴んでもらえたと思います。先週試しに芝コースにも入れてみましたが走りの感じも良いですし、祖母もファイトガリバーということで芝は大丈夫だと思います」

8月31日(日)新潟5R 芝1600m

クインズケリド(牡2・美浦・田島俊明厩舎)
父ヨハネスブルグ
母スペシャルクルーズ(母父スペシャルウィーク)

實川喬史調教助手
「ゲート試験に合格して1度放牧に出して、1か月ほど前に再入厩してきました。これまで4本ほど時計を出しています。最初は体が緩くてあまり動けませんでしたが、今週は良い動きをしてくれました。まだ子供っぽくヤンチャですし、体もまだ緩さがありますので、これからまだ良くなりそうです。ヨハネスブルグ産駒は新馬向きで短距離のイメージがありますが、この馬は折り合いもつきますので、1600mでも大丈夫ですし、もう少し距離があっても良さそうです。どちらかというと新馬戦向きではないかもしれませんが、背中も良いですし楽しみですね」

サンマルティン(牡2・美浦・国枝栄厩舎)
父ハービンジャー
母ディアデラノビア(母父サンデーサイレンス)
母は2005年のフローラS(GII)など重賞3勝
半姉に今年のマーメイドS(GIII)に勝ったディアデラマドレ(牝4・父キングカメハメハ)

マリオ・エスポジート騎手
「本当にフィジカルが良い馬です。先々週に初めて乗った時から好きになりました。身体能力がとても高くて頭も良く、すべてを兼ね備えています。将来がとても楽しみな馬ですね」

レーヴラヴィッサン(牝2・美浦・黒岩陽一厩舎)
父クロフネ
母バーミスキャット(母父Storm Cat)

黒岩調教師
「入厩してからずっと順調に来ています。牝馬ですが、暑い時期でも食欲も落ちずにトレーニングを積むことができました。気性的には少し敏感なところはありますが、走っている時には従順ですから、1600mの距離も対応できると思います。クロフネ産駒ですが、動きは素軽くて反応も良いですから芝も大丈夫でしょう。仕上がりの早そうな牝馬で、デビュー戦から楽しみです」(取材・写真:佐々木祥恵)

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