現地時間21日、ジャパンC(GI)を勝ったピルサドスキーなどの父として知られるポリッシュプレシデント Polish Precedent(牡19)が英・ニューマーケットにある繁養先のダルハム・ホール・スタッドで、疝痛のため死亡したことが明らかになった。
ポリッシュプレシデントは父Danzig、母Past Example(その父Buckpasser)という血統の米国産馬。現役時代はジャックルマロワ賞(仏G1)、ムーランドロンシャン賞(仏G1)で勝利を挙げ、89年の全欧最優秀古牡馬に輝いていた。通算成績は9戦7勝。
種牡馬入りしてからは、96年BCターフ(米G1)、97年ジャパンC(GI)などG1を6勝したピルサドスキー、95年愛オークス(愛G1)、ヨークシャーオークス(英G1)を制したピュアグレイン Pure Grain、04年ドバイシーマクラシック(首G1)を制したポリッシュサマー Polish Summer、今年のロッキンジS(英G1)を制すなどG1・6勝している現役馬ラクティ Raktiを輩出している。日本では03年の橘S(OP)を勝ったヒューマなどがいる。