28日、札幌競馬場で行われたフレッシュチャレンジ2歳牝馬(ダート1000m、1着賞金200万円)は、岩崎勇二騎手騎乗の1番人気ハローアゲイン(牝2、北海道・成田春男厩舎)が、7番人気エルツークィーンに4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分03秒3(良)。さらに1.1/2馬身差の3着にはデンコウセプトが入った。
勝ったハローアゲインは、父が新種牡馬アグネスタキオン、母がJRA3勝のゴールデンバード(その父クリミナルタイプ)という血統。伯父に谷川岳S(OP)など中央・地方で7勝を挙げたナリタプロテクター(父ヘクタープロテクター)がいる。
父アグネスタキオンは、父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ(その父ロイヤルスキー)という血統。無敗でラジオたんぱ杯3歳S(GIII)、弥生賞(GII)、皐月賞(GI)を制し4戦4勝の成績で種牡馬入り。現在は早来・社台スタリオンステーションで繋養されている。現2歳世代が初年度産駒で、JRAの新馬戦では、タキオンバッハ(牡2、美浦・伊藤圭三)、ナムラバンダム(牡2、美浦・田村康仁)が2着になっていた。地方での出走は本馬が初。今回の勝利が、中央、地方合わせて産駒の初勝利となった。
馬主は元JRA調教師の中尾謙太郎氏。JRA通算490勝(重賞16勝)を挙げ、04年に引退した。主な管理馬にファイトガリバー(96年桜花賞-GI)やナリタキングオー(95年スプリングS-GII)などがいる。本馬の母ゴールデンバードも同師の管理馬だった。