1日、現地時間2日に英・サンダウン競馬場で行われるエクリプスS(3歳上、英G1・芝10f)に出走を予定していたシャマーダル(牡3、英・S.ビンスルール厩舎)が、現地時間1日の調教中に、右前球節の軟骨を骨折したため、同レースを回避し、現役を引退。種牡馬入りすることが分かった。繋養先については、近日中に発表される予定。
シャマーダルは父Giant's Causeway、母Helsinki(その父Machiavellian)、叔父に02年ドバイワールドC(首G1)勝ち馬ストリートクライ Street Cry(父Machiavellian)、祖母に85年愛オークス(愛G1)を制したヘレンストリート Helen Street(父Troy)がいる血統の米国産馬。04年は、デビューから3連勝でデューハーストS(英G1・芝7f)を制し、カルティエ賞・最優秀2歳牡馬に選出。今季初戦で、初のダート戦となったUAEダービー(首G2・ダート1800m)では9着に大敗したが、その後は、仏2000ギニー(仏G1・芝1600m)、仏ダービー(仏G1・芝2100m)を連勝し、仏牡馬クラシック2冠を達成。前走セントジェイムズパレス(英G1)を制し、G1・3連勝を達成していた。通算成績7戦6勝(うちG1は4勝)。
なお、現3歳が初年度となるGiant's Causeway産駒としては、先日引退したフットステップスインザサンド Footstepsinthesand(英2000ギニー-英G1)に続く、クラシックホースの引退となった。