10日、函館競馬場で行われた2歳未勝利(芝1200m)は、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝100円)のタキオンバッハ(牡2、美浦・伊藤圭三)が好位追走から4角手前で先頭に並び、中団から脚を伸ばしてきた4番人気マイネルファーマを2.1/2馬身差突き放し初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分11秒9(良)。さらに1馬身差の3着には2番人気カゼノアルペジオが入った。
勝ったタキオンバッハは父が新種牡馬アグネスタキオン、母が98年札幌3歳S(GIII)2着、99年チューリップ賞(GIII)3着のスタートマーチ(その父ドクターデヴィアス)という血統。叔母に02年エルムS(GIII)、03年浦和記念(交流GII)など重賞を8勝したプリエミネンスがいる。同馬はデビュー戦(芝・1000m)で、アドマイヤカリブ(牡2、美浦・小島太厩舎)から3.1/2馬身離れた2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
また、この勝利で新種牡馬アグネスタキオン産駒がJRA初勝利となった。地方競馬ではトーコーペルセウス(牡2、兵庫・吉行龍穂厩舎)、ハローアゲイン(牝2、北海道・成田春男厩舎)の2頭がデビューし、両馬とも勝利を収めている。