牝馬ルージュバックの参戦に注目が集まる(写真は2014年百日草特別優勝時、撮影:下野雄規)
クラシックへの登竜門きさらぎ賞。今年も少頭数ながら素質馬が揃った。中でも百日草特別を圧勝した牝馬ルージュバックの参戦に注目が集まる。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/8(日) きさらぎ賞(3歳・GIII・京都芝1800m)
ルージュバック(牝3、美浦・大竹正博厩舎)は新馬戦、百日草特別と2連勝。特に圧巻だったのは百日草特別。上がり3ハロン33.3秒の末脚で、他馬が止まって見えるほど豪快に突き抜けた。その2着だったのが先日の京成杯を制したベルーフだけに、この強さは本物。今回は初の右回りや輸送など課題はあるが、それを克服できるだけのスケールは持ち合わせている。
アッシュゴールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は朝日杯フューチュリティSでレース前から気の悪さを見せ、道中最後方から直線で脚は使ったものの、結果8着に終わった。兄のオルフェーヴル、ドリームジャーニーも決して順調な戦歴を積んだわけではなく、この馬にもここからの巻き返しが期待される。
ポルトドートウィユ(牡3、栗東・高野友和厩舎)はとにかく堅実。ここに入っても決め手では見劣らないだろう。京都コースも向くタイプで、ここも上位争いが期待される。
その他、気性面で難しいところはあるが素質は高いグリュイエール(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)、母スイープトウショウ譲りの末脚に注目が集まるレガッタ(牡3、栗東・昆貢厩舎)辺りも好走圏内。発走は15時35分。