鼻差で差し切ったディープインパクト産駒のヴェネト(右)=京都競馬場
「3歳新馬」(京都6R・芝1600m)
接戦となったゴール前の攻防を制し、ディープインパクト産駒
ヴェネト(牡、栗東・藤原英)が1分35秒8のタイムで断然の1番人気に応えた。道中は好位馬群で進め、直線で外へ持ち出すと矢のような伸び脚。最後は先に抜け出した5番人気
ブラックムーンを鼻差でとらえた。なお、2着馬から4馬身差の3着は2番人気の
ファヴォリートだった。
母レディオブヴェニスは07年キャッシュコールマイルS・米GIIの勝ち馬。戸崎圭は「まだ体の感じが幼いですし、周りを気にするような繊細さも感じますが、初戦でこういうレースができたのは収穫ですね」と発展途上で初陣を飾ったパートナーをたたえる。藤原英師は「体が小さい(424キロ)ので今後は様子を見てから」と笑顔で話していた。