2月18日に中山記念の1週前追い切りを行ったヌーヴォレコルト(撮影:佐々木祥恵)
3月1日(日)に行われる中山記念(GII・芝1800m)に向けて、美浦から出走する有力各馬の1週前追い切りが行われ、追い切り後に各陣営に話を聞いた。
ヌーヴォレコルト(牝4・美浦・斎藤誠)について、斎藤調教師。
「中山記念の後は一旦放牧に出す予定ですし、男馬相手にどこまでやれるかという試金石の一戦にもなりますので、先週、今週と強めにやってある程度仕上げて臨みます。先週の追い切りは、ゴール前いかにも休み明けだなという感じでした。今日(2/18)は前の馬に追いつくのが速かったですけど良い動きでしたし、1週前としては良かったと思います。コースは左回りの方が良いかなとも思いますが、阪神コースもこなしていますし、体もしっかりしてきているので、右回りも今なら走れるでしょう。
男馬は成長力もありますし、強いと思いますが、この子は女の子とは思っていません(笑)。これだけバリバリと調教をこなせる馬も珍しいですし、追うごとに飼い葉も食べるようになっていきます。来週は疲れを残さないように、サラッと単走で微調整程度にやる予定です。春は中山記念、ヴィクトリアマイル(5/17・GI)、その後できれば宝塚記念(6/28・GI)に出走できればと考えています」
ロゴタイプ(牡5・美浦・田中剛)について、田中調教師。
「前走の根岸S(GIII・8着)は、ダートの1400mということもあり、良い
エクササイズになった感じですね。それもあって今日(2/18)は無理をしない程度にやりましたが、68秒を切るくらいで時計も良い感じでしたし、変わらず順調にきています。来週は、直線だけ少し気合いを入れる追い切りをする予定です。中山の1800、2000mがこの馬には一番良いですし、今回は条件が合っていますね。金杯(GIII・2着)はハンデが58キロと斤量差がありましたし、その後はダートでの競馬と、ここ2戦は十分頑張ってきていますから、あとは体調を崩さずに調整をしていきます」
マイネルフロスト(牡4・美浦・高木登)について、松岡正海騎手。
「前走のAJCC(GII・4着)は、中山金杯(6着)をひと叩きされて状態がアップしていたこともあり、最後はよく伸びてくれました。絶好調だったダービー(GI・3着)に比べるとまだ良化の余地はありそうですが、今日(2/18)の追い切りの動きは良かったです。前走はスタートが今ひとつだったので、今週金曜日と来週にゲート練習をする予定です。成長力がありますので、これからまだ力をつけてくれると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)