【エンプレス杯】(川崎)〜アムールブリエが初重賞制覇

2015年03月04日 19:13

 川崎競馬場(天候:晴 馬場状態:不良)で第61回エンプレス杯(第11競走・キヨフジ記念・JpnII・4歳以上オープン・牝馬・ダート2100m・1着賞金3500万円)が12頭によって行われた。
 レースでは単勝1.3倍の圧倒的1番人気となったワイルドフラッパー(JRA)が、騎乗した船橋の森騎手が押して出て行って先手を奪った。これに3番人気のアクティビューティ(JRA)がついて行き、その後に4番人気のケイティバローズ(JRA)、そして2番人気のアムールブリエ(JRA)が続いてJRAの4頭が先団を形成し、この形が2周目の向う正面まで続いた。2周目の3コーナー過ぎからアムールブリエが外を回って進出し、最後の直線で逃げ込みをはかるワイルドフラッパーを捕らえて3馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分17秒1。勝利騎手はJRAの浜中俊。3着は4馬身差でケイティバローズが入り、アクティビューティが4着となり、中団からレースを進めたアスカリーブル(川崎)が5着となった。
 アムールブリエは、父Smart Strike、母Heavenly Romance(その父Sunday Silence)という血統の牝4歳・鹿毛馬。JRA・栗東の松永幹夫厩舎の管理馬。2013年9月のJRA阪神競馬場でデビューし、昨年の関東オークスでは3着だった。これで3連勝となって通算成績は13戦5勝(うち地方2戦1勝)となり、重賞は初制覇。

 レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着 アムールブリエ
(浜中俊騎手)
「期待通り勝ってくれてホッとしています。レース前はいつもと変わらずに落ち着いていて、いい状態でした。小回りコースに向いていない印象があったので、いいポジションにつけて早目に仕掛けようと思っていました。ワイルドフラッパーを目標に手ごたえ良く走ってくれました。強い馬を相手に勝ってくれて、この先の楽しみが広がりました。どんどん力を付けて充実してきています。このままいけばもっと良くなると思います。」
(松永幹夫調教師)
「強い馬を相手にどこまでやってくれるかと思いながら見ていましたが、よく頑張ってくれました。浜中騎手が前半押していい位置をキープしてくれました。いつも4コーナーで手ごたえが悪くなって、そこからひと伸びしてくれる馬なので、今日も差してきてくれると思っていました。ヘヴンリーロマンスの子供で重賞を勝てたことは嬉しいです。これからもっともっと活躍して欲しいです。」

2着 ワイルドフラッパー(森泰斗騎手)
「うまくいったと思ったのですが...。初めて乗ったので分からない面もありますが、勝った馬は強かったです。こんなチャンスはめったにないので勝ちたかったけれど仕方ありません。」

3着 ケイティバローズ(戸崎圭太騎手)
「乗りやすい馬で、距離は大丈夫そうです。久々のダートも問題ありませんでした。砂をかぶると嫌がるところがあるので、勝負どころではそこがポイントになりそうです。」

4着 アクティビューティ(内田博幸騎手)
「早目にまくられて動けませんでした。それでもよく頑張っています。相手次第でまだまだやれると思います。」

(取材:小塚歩)

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