7日、小倉競馬場で行われた5R・2歳新馬(芝1200m)は、熊沢重文騎手騎乗の7番人気ショウナンサリーレ(牝2、栗東・松田博資厩舎)が好位追走から直線で先頭に立つと、道中中団追走から直線脚を伸ばした圧倒的1番人気(単勝170円)ウイングビートの追撃をハナ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分09秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には9番人気ツアーデフォースが入った。
勝ったショウナンサリーレは父が新種牡馬キャプテンスティーヴ、母ラスキンウォーク(その父Machiavellian)という血統。伯父に95年仏2000ギニー(仏G1)を制したヴェットーリ Vettoriがいる。
同馬の父キャプテンスティーヴは父Fly So Free、母Sparkling Delite(その父Vice Regent)という血統の米国産馬。現役時代は99年ハリウッドフューチュリティ、00年スワップスS、01年ドンH(全て米G1)を制し、01年のドバイワールドC(首G1)では、トゥザヴィクトリーを破って優勝するなど、通算成績25戦9勝(重賞7勝)の成績で01年に引退。JRAが500万ドル(約6億円)で購入し、02年から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬入り。現在は同協会胆振種馬場で種牡馬生活を送っている。今回の勝利が地方・中央通じて産駒初勝利となった。