9日、旭川競馬場で行われた2歳未勝利(ダート1000m)で、岡島玉一騎手騎乗の8番人気アクアジーニアス(牡2、北海道・田部和則厩舎)が7番人気スズランポリシーに1.1/2馬身差をつけて優勝。本馬の勝利が地方・中央通じて新種牡馬ステイゴールド産駒の初勝利となった。勝ちタイムは1分04秒4(良)。
勝ったアクアジーニアスは父ステイゴールド、母ピクトグラフ(その父サクラチトセオー)という血統。祖母に90年新潟記念(GIII)を制したサファリオリーブがいる。5月のフレッシュチャレンジ2歳(札幌ダート1000m)デビュー戦(5着)から、5戦目での初勝利となった。
ステイゴールドは父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ(その父ディクタス)という血統で、ドバイシーマクラシック(首G2)、香港ヴァーズ(香G1)を制するなど50戦7勝(重賞4勝、海外2戦2勝)という成績で引退。02年から門別ブリーダーズSSで種牡馬入り。現在は新冠ビッグレッドFで繋養されている。これまで地方競馬で2着馬が3頭、JRAではコスモプラチナ(牝2、栗東・宮徹厩舎)が3戦連続2着となるなど、惜しいレースが続いていた。