ヤングマンパワーなどNZT厩舎情報/美浦トレセンニュース

2015年04月10日 18:15

前走後は放牧に出してここを目標に調整されてきたというヤングマンパワー(撮影:佐々木祥恵)

 NHKマイルC(GI)のトライアル、ニュージーランドT(GII・芝1600m)に出走する美浦所属各馬について、関係者に取材した。

ヤングマンパワー(牡3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走のアーリントンC(GIII・1着)は、馬が良くなりつつある段階での出走でした。それでも勝ち切ってくれましたし、地力のある馬ですね。前走後は放牧に出して、ここを目標に調整してきました。馬もしっかりしてきましたし、状態は前走よりもかなり良いですよ。前走はある程度出していきましたが、今回は中山なので出たなりでレースを進めても良いかなとも思っています。今回も好勝負を期待したいですね」

グランシルク(牡3・美浦・戸田博文)について、戸田調教師。
「今週は時計的にさほど速くなかったですが、レース間隔もそれほど開いていないこともあって、反応を見る感じの追い切りでした。リズム良く走っていましたし、反応も良かったです。馬っぷりは良いのですが、未完成なところもありますので、本格化はこれからだと思います。ただ中山のマイルは経験していますし、前走(500万下)の勝ち時計もまずまずでしたから、時計勝負のレースになっても十分対応できると思います」

ナイトフォックス(牡3・美浦・大竹正博)について、大竹調教師。
「今週の追い切りは、田中勝春騎手が乗って感触を確かめてもらいましたが、シャープな動きでしたね。前走のアーリントンC(10着)は緩さを残した状態でレースに持っていって、力を試すという競馬だったのですが、不甲斐ない結果になってしまいました。その時と比べても状態はかなり良いですし、今回は挽回できるかなと思っています。土曜日の重賞なので、このレースで弾みをつけて(ルージュバックの)桜花賞に行きたいですね」

ネオルミエール(牡3・美浦・藤沢和雄)について、高林大輔調教助手。
「前走のアーリントンC(9着)の敗因に関しては、ジョッキーも首を傾げていましたし、はっきりわかりません。ただ新馬の頃はうるさかったのが、前走では落ち着いていました。成長したのかと思っていましたが結果が伴いませんでしたし、元気がなかったということかもしれません。1回使った上積みはありますし、中山替わりも問題ないので改めての気持ちです」

ビヨンジオール(牡3・美浦・的場均)について、塚尾勝人調教助手
「前走のファルコンS(GIII・12着)は、タフな馬場が合わなかったのかもしれません。理想は良馬場ですが、2勝している中山へのコース替わりはプラスです。今回はマイルに延びますが、後ろから溜めるレースをしますので、距離は問題ないと思います。中間はテンションが上がらないように調整してきました。好調をキープしているので、あとはジョッキーにお任せします」

ダイトウキョウ(牡3・美浦・戸田博文)について、戸田調教師。
「血統的にやり過ぎるとカーッとなるところがありますので、前走(黄梅賞・500万下・1着)時から、レースの当該週は単走で追い切るようにしました。今週の追い切りも単走でしたが、落ち着いて走れていました。時計は遅かったですが、先週はグランシルクと併せてしっかりやっていますし、今週も落ち着いて良い感じでした。パドックや馬場入場の時は大人しいのですが、返し馬が終わってゲート裏に行ったあたりで気が入ってしまいます。でも前走はずっと大人しかったとジョッキーが言っていましたし、今回も落ち着きがあれば良いと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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