現地時間4日、独・バーデンバーデン競馬場で行われたワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップの第5戦バーデン大賞(3歳上、独G1・芝2400m)は、K.マケヴォイ騎手騎乗の3番人気ウォーサン Warrsan(牡7、英・C.ブリテン厩舎)が5番人気ゴンバルダ Gonbardaに1.1/4馬身差をつけ同レース連覇を達成した。勝ちタイムは2分34秒4(稍重)。さらに1.1/4馬身差の3着には2番人気ウェスターナー Westernerが入り、昨年の凱旋門賞(仏G1)2着、G1初制覇を狙った1番人気のチェリーミックス Cherry Mixは3着からハナ+1/2馬身差の5着に敗れた。
勝ったウォーサンは父Caerleon、母Lucayan Princess(その父High Line)という血統の愛国産馬で、半兄に伊ダービー(伊G1)などG1・4勝を挙げ、98年ジャパンC(GI)にも出走したルソー Luso(父Salse)がいる。03年コロネーションC(英G1)でG1初制覇を決め、翌年も勝ち連覇を達成。2戦を挟んで、このレースを制すが、その後はジャパンC(GI)15着など成績が振るわず、今年に入っても3連覇を狙ったコロネーションCで4着に敗れるなど、4戦未勝利で同レースを迎えていた。通算成績40戦9勝(G1・4勝、重賞6勝)。
次回(第6戦)のワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップは、愛・レパーズタウン競馬場で行われる愛チャンピオンS(芝10f)となっている。